復活?『花月の“ベルモンド”シアター』



くそったれピノキーオ! 2000年12月1日

 真夜中、この世で一番安いワインをラッパ飲みしながらスパゲッ
ティーでも作ろうかなぁ。
 我ながらゆで加減、塩加減も小慣れてきて「花月食堂」のメニュー
にも新作が着々と増えつつある。ネーミングも僕流に。

一.ベートマ
(トマトとベーコンのスパゲッティー)
ニ.ポパイ・ザ・ベジタリアン
(ホーレン草と黒オリーブのスパゲッティー)
三.九州男児
(高菜と明太子のスパゲッティー)
四.雑魚野郎
(アンチョビとサンマの頭のスパゲッティー)

 僕は腕まくりをして、得意げに冷蔵庫のトビラを開けた。
「今日、何にしゆうかなぁ。」ワクワクしながら。先日九州に帰省した
折、買うてきた明太子のあったイエー。イカしとる。

 3リットルの湯をボッコンボッコン沸騰させながら、司馬遼太郎くんの
「翔ぶが如く」の昨日の続きを読みふけよう。
 西郷どんは銅像にまで成り上がった男の中の男。女ではなく犬を
側にはべらして、上野の空の下で仁王立ちをしている。
「やっぱり男は九州ばい。花は桜樹、男は岩鬼ばい!」
 カマの湯がボッコンボッコン沸騰している。僕はニンニクをみじん
切りしている。みじん切り男の仁王立ち♪みみっちいー。
ふっ、笑わせる。

 いつの日からかせせこましい男に堕落した。
沸騰するオカマ野郎を尻目に、みじん切りの出来そこないのニンニク
をアンダースローで、天井に投げつけて、ガタガタ奥歯をきしませて、
コンビニに侵入。ボジョレー20001を購入。エロ本を3冊♪
月の雫にずぶ濡れて、独り街道をひた歩く。大股開きでね。
虚無だ。冬空のくそったれが。

 どうせ、あの娘に振られた男。どうせオイラはヤクザなアニキ。
死に損ないのシド・ヴイシャス。


*ほぼ原文まま、のはず




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